その少年は気が付いたら、記憶が無かった。
手元にあるのは二十枚のカードだけ。
出来ることはカードに描かれたものを物質化したり、カードを育てる特殊な力。
状況が全く分からず何も指針が無い状態で、とにかく生き延びるために必死で生活基盤を作ってい
った。
時間が経ち余裕ができると、他人と一緒に暮らすべきか、そんなふうに考える。
自身の成長や豊かな暮らしのために人里に行ってみれば、常識と社会性の無さから騒動を起こす。
しばらく街にいたわけだが、結局は森で一人暮らしをする事に。
だが、少年を知った周囲が彼を放っておかない。
善意と悪意が入り混じり、少年の周囲では大きな混乱が起きるのだった。
※いわゆる「創造魔法もの」「カード能力もの」の亜種になります。主人公の能力に制限はありますが万能系です。
※知識チートはありませんが、それに近い事はします。
※恋愛要素あり
※ゴブリン村、再び
※ダンジョン系現代日本ものの、数百年後を想定しています。未来世界であって異世界ではないです。
(だから地球にある動植物などがあるし、現代日本人が転移しても生きていけるし、言葉が通じる)
※0章は説明用、1章は地盤固め、2章から街に行って、4章で森に戻ります。
※主人公は奴隷を使います。人道的ではない扱いもします。人間もカードモンスター化します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 09:00:00
920338文字
会話率:15%