世はVRゲーム黎明期。
数え切れないほどのゲームが浮かんでは消えていくなか、とある一本のフルダイブVRMMOゲームが『まるで現実の世界のようなリアリティ』という触れ込みのもと、超最先端技術を引っ提げてやってきた。
New Generat
e Online。通称NGO。
彗星の如く現れたそのゲームは、発売初日に美麗グラフィックの皮を被ったスペースデブリであることが判明。
劣悪なバランスと開発の自己満足なだけのゲームシステムは瞬く間に悪評を呼んだ。公害レベルに汚染されたサジェストは新規の受け入れを拒み、ゲーム人口は衰退の一途を辿っていった。
運営のテコ入れは期待できず、ろくなイベントも無く、プレイヤーは惰性でログインし各々好き放題やっていた。
末期感漂うオンラインゲームにおいてマナーはゴミクズのようにうち捨てられ、あらゆる悪徳が幅を利かせていた。
廃人、プレイヤーキラー、初心者狩り、自治厨、出会い厨、配信者。漏れなく狂った奴ばかりだ。
そんな悪の連中を爆弾一つで木っ端微塵に吹き飛ばす正義の味方。それが僕だ。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 20:00:00
1064245文字
会話率:38%
一次予選は通ったものの、二次落ち。……いつだったのか思い出せないほど前のジャンプ小説新人賞だったのですが、今読み返してみると、一次を通ったのも奇跡的なような。小説を本格的に書き始めてから、初めて賞に応募した短編です。そういえば、予選落ち後に
2ちゃん○る創作板の晒しスレに晒した所、ボロクソにけなされ死にたくなった記憶があります。
「そういえば涼宮ハルヒが流行っていたな」と苦笑を浮かべつつ読んでみて下さい……ちなみに私は読み返していません。言うまでもなく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-13 00:46:53
35527文字
会話率:52%