とある日の終電に乗り合わせた三人の男女は、電車が脱線事故を巻き起こした事から死亡するが、その際に神により『世界人類を救済する』様に頼まれ、転生させられる。
三人は同じ世界の同じ時代の同じ国に転生するが、そこはかつての地球の様に欧州に当
たる地域を中心に戦争の匂いが立ち込める厄介な時代だった。
そんな時代の中で、二人の英雄が頭角を現し出す。
『ブランデン帝国』の鉄血宰相ジークムント・フランケンシュタイン。
『ヴィニオン合衆国』大総統マシュー・ヴィクター・パッカー。
二人とも低い身分の出身ながらも軍事力と政治力の双方を駆使して一国の最高権力者に成り上がった傑物であったが、この二人を中心にして世界は戦乱の様相を呈していく。
極東の島国である『千秋皇国』に生まれた三人の転生者は、この二人を中心にして起こりつつある世界大戦を生き抜くべく、そして、人類滅亡の危機を防ぐべく、それぞれの立場から奮闘する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-17 21:16:59
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会話率:28%