「私は死神だ」――ある夜、家に現れた存在は私に告げた。
「奪われた君の時間を取り戻す」――とある事件で家から離れられなくなった私『白月幽香』の家に、住み着きだした『死神さん』。
霊として縛られた存在たる低燃費系で冷めた私と、真面目
で厨二な『死神さん』は、失われた時間を取り戻すために奇妙な共同生活を始めることになる。
「『命』は『時間』――私は不当に時間を奪った者を赦さない」――見えざる者達は何時しか集い、人知れず霊知れず、厨二と少女は非日常に飲み込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 22:32:09
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会話率:37%