「スライムが倒せない」
それが、普通の人。
魔物の初級のスライムすら倒せないのは、普通の人だからなのか・・・。
魔王を倒すなんていう主人公は大抵「勇者」「冒険者」「魔法使い」「賢者」
選ばれし者。神に祝福されし者。
だが、この物語の
主人公は、普通の人。
主人公の彼は、勇者・戦士・格闘家・魔法使いなどなど、冒険職業者にあこがれを抱き続けていた。
ただ、今の彼は、落ちこぼれに落ちこぼれ、普通の人として、仕事をし、賃金を得て、生きていた。
夢はある。それは、単なる憧れではあるが、「勇者の装備」を一度してみたいのだ。
子どもの頃から憧れていた勇者。
そして、その勇者になれると、周囲に期待されていたのにも関わらず、落ちこぼれた不運。
でも、諦められない男は、普通の人ではあるが、旅に出る決意をする。
自分の夢を叶えるために。
そして、ある目的のために、王国直属の神殿を目指している。。。
その物語は、初めの森にて、既にピンチである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-10 22:00:00
37390文字
会話率:29%