フランク王国の姫パトリシアが漆黒の大魔龍(ドラゴン)により拐われてしまう。
国王フランク2世は、姫を救出するため紅き髪の戦乙女、美女戦士ビクトリアを赴かせる。
彼女は幼き時よりパトリシアと姉妹のように接していたため誰よりも姫に信頼されて
いた。
王の命により国中に姫の救出へ赴く参加者募集の張り紙がなされた。
そこには大魔龍(ドラゴン)と黒騎士を討伐しパトリシア姫を救出した者には王族としての名誉が与えられるとあった。
更に王の威信に賭けて、その者の望みを必ず叶えるとも記されていた。
褒賞目当てに腕に覚えのある戦士、騎士、知恵に卓越した賢者
更には魔導師までもがギルドで自らの名を記し大魔龍(ドラゴン)討伐へと出発して行く。
ある者は名誉のため、またある者は金のためと、目的は様々であった。
しかし、この救出劇は相手が漆黒の大魔龍(ドラゴン)とあって生きて帰れる保証は、どこにもない。
救出に向かう勇者に託された課題は余りにも大きいが勇気と知恵と己の技量のみを頼りに旅立って行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-13 22:07:23
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会話率:53%