主要登場人物全員死亡。
『鐘声夜半録』(しょうせいやはんろく)は、鏡花が出世作『夜行巡査』より前に書いた、あまりにもひどすぎる短編。ばかばかしいほどの救いのなさに、不謹慎な笑いがこみ上げてくる。いや、自殺の誘惑を笑い飛ばす厄払いのつもりで
、笑いながら読まれるべきだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 23:44:41
13960文字
会話率:31%
能勢という新米刑事がいた
有能だが、職場ではあまり喋らない
彼の昏すぎる眼は、すぐれた容姿も若さも台無しにしていた
刑事・近藤は彼の世話係を任される
とんでもない後輩を押し付けられたと思ったが、職場に馴染んでいるとは言いがたい能勢を世話して
いるうちに「親切な人」という肩書きが出来上がってゆくことに気づいた近藤は――
(多視点から能勢を描きます)
グロいの、どろどろめの恋愛、裏切り等が苦手な方は注意してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-23 04:30:17
57905文字
会話率:41%