佐藤(さとう) 三(みたる)は、幼い頃、神社で出会った少女に婚姻を申し込んだ。
「ぼくと結婚してください!」
「ほう……面白い奴じゃな。そうさな、お主が大人になっても気が変わらぬようであれば婿として迎えてやるわ」
時は経ち、数年
後。
ミタルは高校生となっていた。
「のう、お主がこないだ会ってた雌はなんじゃ? まさか心変わりしたのか?」
「お主、妾のことはもう好きではなくなったのか?」
これは、若干めんどくさい感じになっていく狐さまと、ラブコメチックな青春を楽しみたいミタルの苦悩(自業自得)の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-09 23:17:35
44741文字
会話率:44%