自分の気持ちを後押ししてくれるのは
誰かの言葉より
自分の言葉
何度も何度も繰り返してきた
鎖と楔を解いてくれるのは
誰かの言葉より
自分の言葉
最終更新:2023-03-12 07:00:00
200文字
会話率:0%
もう、行くことは無いだろうと思っていたその土地を、21歳になった友哉(ともや)は再び訪れた。
しかし、そこで友哉が出会ったのは“会うはずのない”昔の級友だった。
むせ返る「夏」が、過ぎ去りし日の、少年達の幼い罪を蘇らせる。
ほのかな恋。
未熟な性。抑えられない感情、葛藤。
それは、どこにでもある、思春期の通過点のはずだった。
割れるような蝉時雨と、ヒラヒラと飛翔する黒い蝶の羽の下で、
友哉が見たものは何だったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-07 22:11:27
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会話率:21%