僕、ルーカス・ハミルチェはぼっちだった。
過去形なのは学園に入ってすぐ公爵令嬢の友人ができたから。
僕は友人と過ごすこの平穏で幸せな毎日がこれからも続くよう願って……いた。
「ルーカス!!あなた『悪役令嬢』となんか仲良くしているの!?あ
たしは『ヒロイン』なのよ!!』
「僕たちのことを君に言われる筋合いないんですけど」
「お前との婚約を破棄する!!」
「はぁ?何言ってんですか?」
平穏、僕たちの平穏。ギブミー平穏。帰ってきて平穏。あああああああああああ どんどん平穏から遠ざかっていく………………………………!
頭おかしい美少女とか見た目麗しい王子とかホント呼んでない。あっち行って。
もおおおおおお なんでこっち来るんですか!?二人で仲良くしてればいいじゃん!!
これは自称『ヒロイン』曰く、『悪役令嬢』の彼女と『攻略対象』の僕が恋をする…………………………………………………かもしれない話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 21:47:18
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会話率:45%