長く続いた帝国の衰退期、治安の崩壊した北部辺境では闇の獣が人々の生活を脅かしていた。粉屋の少年フィニアスは家族と共に風車小屋を離れ、山賊化した軍団兵が支配する町へ避難する。だがそこにもまともな暮らしは無かった。一人の少年が家族や仲間と支え合
いながら、安全と平穏を求めてさすらった末に故郷を再建するまでの物語。
※個人サイトから転載。『閑話』は読まなくても支障ない番外です。
※書籍化に伴い、各部の幕間と補遺を削除。ウェブ版との差異詳細等は個人サイトの方に書いております。(2014/6/13)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 21:57:26
985643文字
会話率:41%