リスター侯爵夫妻は結婚十五年目。政略結婚故に割り切った関係であった。だが、とある事をきっかけに妻ミラは夫スティーヴンに心を寄せていく。一方スティーヴンは一切態度が変わらない。
ある日、ミラは友人から「妻が望むなら離婚をしたい」とスティー
ヴンが言っていたと聞く。その後スティーヴンと話し合う事に。煮え切らない夫の態度に苛立ったミラの口から、本意ではない「離婚しましょうか」という言葉が零れ落ちる。
これは素直になれない妻と仕事しか出来ない夫が、周囲に色々言われながら向き合う話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 21:55:42
101520文字
会話率:64%