東都大学病院で働く医師である俺、西原雄大の韓国人の彼女ユリは、自慢のオルチャン(韓国語で最高の美人という意味)のはず・・・だった。韓国ナンバーワンモデルのユリは、俺の同僚医師で親友の伊原圭の妹だった。体調不良を理由にし、モデルを休業、極秘来
日をし、兄の元で静養する事に。
が、だんだん彼女の動向が不審な事に気がついた俺は、圭に疑問をぶつけると、彼女が多重人格者だと聞かされた。来日の本当の原因はそれだったのだ。
ユリの他にも4つの人格があり、魔性の女に、何故か自分の兄を愛する女、5歳の女の子に、20歳の青年まで。魔性の女の人格は、俺の兄貴まで誘惑するし、自分の兄を愛する人格は、近親相姦??他にも色々な事件を巻き起こすユリは、他の人格に変わっている時の記憶がないから、たちが悪い。
ユリが多重人格者になったのは、彼女の大切な親友の死だった。俺は戸惑いながらも、懸命に愛する本当のユリに戻せないかと、奔走する。
俺は本当のオルチャン、ユリにいつか出会えるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-09 00:00:30
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会話率:17%