「バーノン侯爵令嬢、これまでのアイリスへの無礼の数々、さすがに目に余るものがある。」
学園の卒業パーティ。
婚約者が迎えに来なかった私は、恥を忍んでたった一人で会場入りしたところで、そう告げられた。
私の目の前には私の婚約者であり、この
国の第二王子であるカーティス殿下。そして、その腕に抱きしめられているアイリス。
カーティス殿下から告げられる無礼の数々は、たしかにどれも私のしたことだけれど……。でも、どれも常識の範囲内だと思うのは私だけ?
なんだか、カーティス殿下と話が噛み合わないんだけれど……?
どうやら私は何か重大な勘違いをしている!?
果たして、私の勘違いとは。
婚約破棄と見せかけてのそうじゃない物語を書きたくて書いてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 20:26:29
6074文字
会話率:36%