「――ふー。勇者の奴、ようやく帰ったか」
異世界から召還された勇者は、長い長い旅の末に魔王を討ち滅ぼす。
しかしながら、魔王討伐に成功した勇者一行が魔王城より立ち去った後、主を失い、廃墟と化した魔王城の一角にて蠢く影が。
それこそ幼子の姿こ
そしているが、先程勇者に寄って止めを刺され、滅ぼされた筈の魔王であった。
愛すべき魔族達に囲まれて、今日も書類仕事に勤しむ魔王陛下。ストーカー騒動を解決したり、隣の国の王に釘を刺しにいったり、勇者がいなくなっても忙しい魔王様の日々を綴った、終わりから始まるストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-23 12:00:00
111870文字
会話率:40%