コンビニで働く無名のアルバイト女性。
朝も昼も夜も、レジの前にはさまざまな「お客様」が現れる。
横柄な態度で上から目線の説教をしてくる老紳士。
馴れ馴れしく絡んでくる中年男性。
自分だけ特別扱いを求めて順番を抜かすサラリーマン。
悪気なく人
を見下す大学生。
優越感を滲ませながら嫌味を言う女性。
そして、声を荒げて理不尽に怒鳴る男性客——。
そんな日々のなか、彼女は思う。「“お客様”って、何をしても許される存在なの?」
だけど彼女は、黙って耐えるだけの“いい人”ではない。
笑顔の奥に、冷静な観察眼と、言葉を武器にする強さを持っている。
レジの前で理不尽が横行するたび、彼女はきっぱりと、時に鋭く、時に静かに、相手の非常識に切り込んでいく。
「私あなたがキライです」——そう心の中で宣言してから、彼女のレジはちょっとだけ痛快になる。
この物語は、すべての“モヤモヤ”を抱えて働く人たちに贈る、レジ越しの逆転劇。
どんなに理不尽な客が相手でも、「黙らない」という選択肢を、あなたに。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-18 11:16:28
5770文字
会話率:42%
怒鳴る男が現れた!
怒鳴り声と風評被害を撒き散らしながらやって来た!
この男は一体なんの目的があるのか?
この男はちゃんと選挙とか行っているのか?
そんな男の小説小品集です。
この小説はフィクションであり、実在の人物・団体・作品とは一切関
係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 18:51:17
1178文字
会話率:16%