東北のとある田舎町、幼い頃と三嶋道場と書かれた老夫婦の家の前に捨てられていた子がいた。
夫婦はその子を紫月(しづき)と名付け大切に育てた。
しかしその子は大きくなるにつれ感情が態度に現れなくなる。
人と向き合えば話せなくなり、表情筋が死ん
でるかのような無表情。
やがて高校生になる頃には目つきの悪さとコミュニケーション不足、さらに趣味のせいで生活態度が問題視され紫月は地元で有名な不良になってしまう。
そんな紫月を深い愛情を持って育てる老夫婦、祖母は優しく祖父は師範ということもあり鬼のように厳しく。
そんな中祈祷師をやってた祖母は病に倒れ、残った祖父もとある事件に巻き込まれて死に紫月は事件の黒幕であるヤクザの事務所である雑居ビルに愛刀を手に単身乗り込み…
※処女作ですので誤字脱字、ストーリー展開での矛盾等生じるかもしれませんが生暖かい目で見てください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-14 11:00:00
2227文字
会話率:32%