かつて、全ての神話の主神を巡る戦争……『神話戦争』が勃発し、終結した。しかし、勝利者である神の王は人々の前に姿を見せなかった。
人々はその神の名を『名もなき神』として、崇め奉った。少数の者たちは自身の崇める神だと言い、今度は人々の『宗
教戦争』を始めた。
その後、あと十数年で『神話戦争』の終結から約千年……といったところで、『名もなき神』となのる者が出現し、こう言った。
『千年の時を経つ頃に、再びこの世界において、神話体系の主神決めるために、千の『加護』持ちたる者共現れる』
『名もなき神』は人に命じ、明確なルールを決め、戦争のために『神話学園』つくり、『神話戦争』の丁度千年後に、二度目の『神話戦争』の始まりを告げる……予定だった。しかし、あと二週間だというのに、1000人中2人を見つけられずにいた。
第一章
世間がそうなっているなか、少し特殊な立ち位置にいる少年、空断特は『神話戦争』が始まるのを今か今かと待ちわびていた。しかし、とある事件に巻き込まれ『神話戦争』への参加を余儀なくされてしまう。
これは、少年がたった一人の少女のためにあらゆる手段を使って『勝利』する物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 00:04:39
29369文字
会話率:32%