吸血鬼の存在を守る家賊。その名も"空"。
そう語るのは、まだ若々しい青年だった。空の一代目ボス。その息子の人志(ひとし)は吸血鬼嫌いになってしまった。
「一代目は生き抜くために人間との共存を実現し、家賊を作り上げた
。吸血鬼の存在を口外せず、認めてくる人間は今、五百人もっと増える。これがどれだけすごいことかわかっていない。吸血鬼を救い、世界を変えた! その一代目の息子が家賊を嫌いなまま出来ない。絶対、惚れさせてやる」
小夜(こよる)に連れられて、牙隊の任務に行くことになった人志。
[その日、ぼくは全てを与えられた。]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-13 09:19:30
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会話率:45%