「お金を貸してくださいっ!」
中学以上連絡もなかった元社長令嬢の幼馴染・美桐イチカは、どこからともなくラノベ作家になったという噂を聞きつけ、俺に頭を下げてきた。
「――だが断る」
「年収8085万のくせに!」
たしかに俺は高校在学中にしてラ
ノベ作家にはなれたけど……なんなの? その年収8000万って。俺の去年の年収てぼちぼちで300万だったけど?
どうやら美桐はとてつもない勘違いをしているが、それを利用してやらないこともない――だって俺、散々こいつに馬鹿にされてきたんだから。
「じゃあ、代わりにいい仕事紹介してあげよっか?」
勿論、夜の仕事なんかじゃあない。うちの家政婦として……誠心誠意尽くしてもらおうじゃないか!
4話で完結。最後まで執筆済み。
そんな先週末流行った(?)ネタで書いた現代ラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 12:02:33
11859文字
会話率:42%