兄という大事な存在を失った私は、村人のいない天幕で彼と出会いました。
ゴブリンと名乗る彼の顔立ちはとってもイケm、...私のいる島【フルージ】の中では珍しい顔立ちでした。
とても兄と性格などが似ていてどこか落ち着きを感じさせたり、時には冗談
を言って元気づけたりもしてくれました。
冒険へ出る中で私にしてやれることは...と何度も思った私。なかなか思うように行かなくても彼はいつも励まし続けてくれたんです。彼がどのように思っているのか、彼にとっての私はどんなものなのでしょうか。
第一章 人間化の法
禁忌を犯した代償は────だ!
法神(ほうしん)からの叶えられない代償を受け取りその時を待ち続ける。
動き出した運命に抗うのか、受け止めるのか。
揺らぎ続ける過去に終止符を打つ時。彼の選択はいかに......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-05 20:04:38
42497文字
会話率:54%