小説家志望の陸斗。ただ、実態は一次選考すら通らない、いい年してコンビニバイトの実家暮らしをする、冴えない生活を送っていた。もちろん彼女もいない。もてないくせに恋愛小説を書くものだから、箸にも棒にも掛からないのは当然だった。
しかし、そんなあ
る日のこと、自分の理想を詰め込んだ小説が現実のものとなった。描いたヒロインが、陸斗の職場にやってきたのだ。信じられない思いだったが、試しに小説の続きを書いてみると、すべてがその通りになる。それをいいことに、陸斗は彼女との距離を縮め、デートを楽しんでいた。
ただ、それは彼女の意思ではなく、小説の力であることに陸斗も気づき始めていた。その虚しさに耐えられず、小説を書くのをやめてみたが、するといままでのことが嘘かのように、彼女は他人のように振る舞うようになった。それが本当の現実だった。
恋愛に心を躍らせていて日々から一転、以前の毎日に戻ってしまった陸斗。だが、暗い顔をしているわけにはいかなくなった。ある日、彼女がバイト先から突然いなくなってしまったのだ。心配になった陸斗が彼女を探し出すと、そこには悲しい秘密があった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 21:52:58
18443文字
会話率:40%
«大災害»により、全ての文化が失われ、小説も人々の記憶から忘れられつつあった。かつてから小説を愛していた白川タクヤは、ある日、少女・吉野サクラと出会い、再び小説の力を感じていく。
※「小説家になろう」にても掲載
最終更新:2020-12-16 20:33:18
5630文字
会話率:52%
漠然と本を読んで、それで終わるだなんてもったいない!
キーワード:
最終更新:2020-12-06 12:32:48
985文字
会話率:14%
何処にでもいるような少年が事故で死んで異世界に逝く。そんな噺です。例によって例のごとくチート(にする予定)です
そう言う物語が苦手な方、稚拙な文が許せない方はご注意ください
最終更新:2011-05-27 17:05:28
2647文字
会話率:38%
病室で寝たきりの少年のところにやってきた編集者田所。
ベッドの上で小説を書いている少年に連載を頼みにくる。
小説の力でなんでもできると嘯く少年に対し、田所は卑劣な仕打ちをする。
しかし少年は連載を承諾する。
自分の力を誇示するために。
少
年の書く小説のタイトルは、ハッピー・エンディング。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-02 21:47:36
12677文字
会話率:29%