日独クオーターの私、月島しずくは美少女なんかではちっともない、誰からもただ「でかい女」としか認識されない、変わり者の女子高生。高校入学直後から美術部に入部し、将来彫刻家になるべく活動を開始するも、周囲は単なるオタクや、アートしてる自分大好き
なナルシストばかり。妥協も遠慮も知らない私はトラブルの種となりつつも猪突猛進するが、私に輪をかけた変わり者、ありあまる才能を無駄なことにしか使わない、大塚未明と出会うことで、大きな運命の転変に見舞われることになる。
小説すばる新人賞落選作(一次も通過せず)。300枚くらいのうち、冒頭部分のみを単独の作品として手直ししたもの。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-04 17:00:00
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会話率:24%