この物語は、主人公(熊井とく子)の壮絶な一生を実話(一部脚色が含まれている)に基づき、書き下されている。
主人公・とく子は、信州(長野県)塩尻市に六人兄弟の三女として生まれる。
大変貧しい家庭で育ち、貧困な幼少期を送る。
やがて学校を卒業
すると東京へと働きに出ていく。其処でひとりの男性・城下亮平と出逢い結婚する。子どもも授かり、幼い頃から夢にまで見ていた幸せな家庭生活が始まる。
ところが、長女(娘)・小百合が小児癌を発病し生活は一変する。それからは娘の病との闘いの日々が続く。幾度となく手術を繰り返し、徐々にではあるが病気が遠のきはじめた矢先、今度はとく子が...。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 19:00:00
21064文字
会話率:24%
シングルマザーの香菜恵は娘の莉奈を小児癌で亡くした。唯一の生きがいとなっていた娘の存在がなくなった今、生きる理由が見いだせず、娘とよく訪れていた思い出の海で自殺を決意した。
「_もしかして俺、先越されてる状態?」
不意に声を掛けてきたこの男
も、婚約者の死を理由に自殺しようと海に訪れていたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 12:11:18
486文字
会話率:36%
中学三年生の穂莉は、高校受験を控えていた。
ところがある日、小児癌[骨腫瘍~ユーニング肉腫・骨肉腫]という
重い癌を発病する。
助かるためには抗がん剤治療をしなければならなかった。
その日から、穂莉と家族の闘いが始まった………。
最終更新:2015-09-27 20:14:51
231文字
会話率:0%