若い頃に離婚、現在は心療内科医として都内で開院し成功を収めている理沙。一方世間的にはなに不自由なく育ったはずなのにいつも心の中で母親との摩擦に悩み自分の理想の家庭を築こうとしてきた麻奈。そのふたりが四十半ばになりここまでの人生に一人は疑問を
抱き、ひとりは大きくつまずく。そのふたリを若い祐一、瑠衣そして麻奈の息子隆と修、そして河野がおのおの苦しみを抱きながら絡み、理沙と麻奈の背中を押していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-01 01:51:42
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