世界に突如彗星の如く現れた超天才的頭脳を有した十二人の天才《十二賢人》
彼らは、全知全能の神のような頭脳で、世界に様々な恩恵をもたらした。
その一人、霜月唯奈。
彼女は細核結晶体と呼ばれる、カロリーから事象改変エネルギー・魔力を生み出す生体
機械を開発し、最初の被験者に自分の弟である、霜月美樹を選んだ。
弟は見事に細核結晶体を使いこなし、弟の協力で細核結晶体を完成させ、論文を発表。ノーベル賞を授賞した。
あれから十年。
世界は《十二賢人》がもたらした恩恵により豊かになっていた。
だがその裏側で、世界の均衡は大きく崩れ始めていた。
魔力を犯罪に使う者が現れるのは必然。そして魔力を使った犯罪は、言ってみれば超能力殺人そのもの。凶悪なものが多く、通常の警官には取り締まれず、豊かな時代の影となって、渦巻いていた。
その激動の渦に、細核結晶体を世に出した二人も巻き込まれていく。
要するに、魔法バトル系近未来ファンタジー小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-21 22:54:30
5543文字
会話率:14%