エリカ・ヒエマリス侯爵令嬢とセシル・エインズワース公爵子息との婚約が結ばれたのは、エリカが第一王子の婚約者候補という肩書きが無くなった数日後のことである。お互いに親に言われるがままに育ち、動いて、婚約者など誰でも良かった。自分たちは似た者同
士、政略結婚の相手として上手くやっていく。そう、セシルは思っていた。お互いに似た者同士、エリカが何を考えているのか思っているのかセシルには解る。しかし、何故エリカが嫉妬の目で自分を見ているのか。セシルには全く訳がわからなかった。
似た者同士の婚約者である僕達が起こした、小さな婚約破棄騒動のお話。
※転生物ですが転生らしいお話は薄いかもしれません。そしてざまあはありません。また乙女ゲームのヒロインの存在も薄いです。
※作者の別作品と似た設定が多々ありますが、世界観は異なるので、気にしないで読んでいただけたら幸いです。ご都合主義は働いています。
※ゆるふわな設定で特に山も谷も無いお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 15:33:28
26762文字
会話率:30%