膨大な魔力を持ってしまったがゆえに、孤独を選ばざるを得なかった魔法使いノムルは、唯一心を許したドインが死病を患ったと知り、絶望する。
そんな彼の前に現れたのは、不思議な幼女ユキノ。彼女の一族が持つ知識を手に入れれば、ドインを助けられるかもし
れないと考えたノムルは、ユキノを一族の下まで送り届けると約束する。
ユキノと旅を続けるうちに、ノムルは失っていたはずの心を取り戻していく。いつしか彼女の父親になりたいと望み始めた彼は、徐々に壊れいき――。
そんな理解不能な物語。
※以前投稿していて書籍化された”『種族:樹人』を選んでみたら”のノムル視点になります。(『父性覚醒』と違い、魔王様の介入がない親ばかルートです。書籍及び以前掲載していたものと異なる部分がありますのでご注意ください)
※出版者様の許可を得て掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 14:44:22
189366文字
会話率:39%