その森の奥には、祝福を与えた妖精との約束を破り、滅ぼされた王国があった。
その国の最後の子供となったアンディエールは、婚約者である妖精の王子が成人する日に、お祝いの晩餐として贄になる事が決められている。
そんなアンディエールの手には、偶
然手に入れた、特別な祝福を授かった一本のナイフがある。
けれども、そのナイフを使おうとした夏至祭の夜に、アンディエールの噂を聞いた一人の美しい妖精が部屋にやって来た。
これは、妖精達に育てられ、誰からの愛も得られなかった一人ぼっちの王女の復讐の作法と、愛情の形を知らない孤独な妖精の王様の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 16:30:46
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会話率:37%