血染めの女戦神《ブラッディ・ヴァルキュリー》と称された王国の傑物、シルファ・ラプラス。
戦場を駆け巡り、華麗に武勲を上げては王都に帰還するその姿は、民達の憧れの存在だった。
だからこそ、彼女の世界は窮屈だった。
そんな彼女が人知れず通う
ようになった、とある寂れたご飯処。
まだ若い店主の前でのみ本当の自分を出すことを許されたその地で、女戦神は今日も胃袋と心を癒やしている――。
カクヨム同時連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 21:47:40
8363文字
会話率:46%