大金の使い道に困っていたミクトは、奴隷商人にひどい扱いを受けていた一人の少女を買い取ることにした。
しかし、その少女は自らの不幸を願うドM……マゾ……ええっと、破滅願望があった。困ったミクトだったが、野放しにするわけにもいかず、少女の世
話をすることにする。
そんなある日、花屋で働くミクトの元に野花の採取依頼が入る。依頼された野花の原生地は魔法生物が生息していて、最近では盗賊による人身被害も相次いでいる場所だった。
魔法の使えないミクトは断ったが、少女が行きたがるので渋々同行することにした。
野花を穫ってすぐに帰る予定だったミクトだったが、運悪く盗賊に見つかり命を狙われてしまう。
「あなたに強大な力を分けてあげます。そう、人間じゃ到底使いこなすことのできない、世界を滅ぼすほどの強大な力を」
そんなとき、少女は不敵に笑うとミクトの胸に手を添えてこう言ったのだ。
「そうすれば、きっとあなたは国から……いえ、世界から狙われる。大丈夫。わたしも一緒に、追われる身になります。もう二度と、普通には生きられない罪を背負って」
奴隷少女は不幸になりたい。どんな手を使ってでも。
「ね? それってとっても、不幸でしょう?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 14:17:34
8975文字
会話率:62%
特に生きる目的も無く、死に絶えるまでの日々をただ生きていく為だけに、
毎日何となくそれとなく生きている主人公:美倉大稀(みくらだいき)。
そんな彼が或る日突然、自分には全く無用で不要な大金を手に入れてしまった。
そんな大金の使い道に困った彼
が、最終的に決断した使い道とは……?!
「そうだ。孤児院から子供を引き取ろう。」
唐突に、子供を引き取った主人公を中心とした、ドタバタ(ラブ?)コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-29 02:00:00
21656文字
会話率:39%