偉大なる魔法使い、大地の館の主、ルドン・ベキアがこの世を去った。王に認められた館は『導きの杯』を所有するが、主がいなくなるとその効果を失ってしまう。弟子であるサルジアは、ルドンの要望により、彼の子どもが引き継げる年になるまで仮の主となるこ
とになった。
同じころ、預言者が悪魔の到来を告げていた。館を継続していくためには、功績を立てる必要がある。この悪魔の到来を阻止して功績としようと動く中で、サルジア自身について、師匠の想いについて知ることになる。
果たしてサルジアは無事に館を引き継ぐことができるのか。ルドンはなぜ、サルジアを館の主に望んだのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:49:46
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会話率:56%