西暦を越えた未来。人類は重力慣性制御と重水転換炉を足がかりに、太陽系全域へとその勢力を広げようとしていた。深宙域探査の航海途中、先遣国艦エッダは予測されていた異生命体との接触を果たす。
生身の身体を持つ戦闘機乗りの高瀬は、敵に体当たりするこ
とだけが目的の宇宙戦闘機で敵生体との戦闘に臨み、生還する。英雄として母船に迎えられた彼は、強化されないまま人型機の試験操縦士へ抜擢されることになった。異例の人事は背後に何かしらの思惑を孕み、高瀬は自分の立場に戸惑いながらサポートAI“アリィ”とその新型の訓練に励むのだが――。
少し気分転換に書いた短編で10万文字くらいで完結になりますが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-17 00:00:00
64588文字
会話率:45%