一人の探偵がいた。その探偵は探偵らしくもない依頼をこなす変わり者。
あるときは国を揺るがす程のもの。
また、あるときは隣のうちの晩御飯は何か、といったどうでもいいような依頼まで広く請け負っている。
今日も今日とて気分で依頼をこなしていく。
楽しめれば何でもいい。自分にとってlow risk high returnであれば何でもお構い無しにとんでもない事をしでかす。
そんな探偵に周囲の者はいい迷惑。
探偵は1度も依頼の失敗はない。
だから彼を馬鹿にする者など誰一人もいない。
嘲笑、尊敬、嫉妬、侮蔑、渇望、欲望、様々な感情が探偵に集まっていく。
そんな一人の探偵の御話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-20 00:15:06
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会話率:22%