世界第三位の火の魔法使い、ナイトゥが乗る船は運悪くウミニャコと遭遇する。
火の魔法の効かない巨大海上生物ウミニャコは、大口を開き船を丸のみしようとしていた。対ウミニャコ用バリスタをつむのは当たり前なのだが、船長の甘い認識からバリスタは搭
載されておらず、やむなく俺が不慣れな転送魔法で乗客全員を陸地に転送してやったんだ。
第三位にもなると、これくらい多芸じゃないといけないのさ。ん? 俺はどうなったかって? そりゃもう……訳の分からない島へ漂流したさ。
孤独な漂流から始まる、剣も魔法も無い島での物語《ひとりごと》。いざ開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-16 23:05:08
34708文字
会話率:62%