現代日本のVRMMOゲーム市場における売上をほぼ独占しているのはナンバーワンの目玉商品『The World End Saviors―終焉世界の救世主たち―』だった。
様々な機能と設定を備えすぎたあまり運営の手を離れて暴走し過ぎた結果、なん
でも出来ることで一躍有名になったが、ゲーム自体の出来映えは非常に良く様々な年齢層の人々が様々な楽しみ方が出来ることで人気なゲームだった。
しかしそんな何でも出来すぎて攻略サイトが追い付かないゲームでは、殆どのプレイヤーが一度は耳にする言葉がある。
撃った人も撃たれた人も不幸になるといわれるキチガイ性能の武器、通称『悪夢ウエポン』
そんな都市伝説のような武器を作っているのは真面目で優しくて人当たりも良く、とても器用で何でも一人でこなし、日本国内の最高レベルの大学を首席で入学して今も過去最高の成績を残す癖に人の好意に超鈍感なエリート青年だった。
これは、善意で『悪夢ウエポン』を量産する真面目な青年と、青年を心から愛しているヤンデレ少女と青年を慕う歌姫と青年を神様と勘違いした引きこもり娘とその他の仲間たちのほのぼのとした日常と熱い戦いを描いた奮闘記である。
※時々マニアックなところがあると思いますので注意してください。あと銃と現代兵器が登場しますがあまり無双しません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-31 00:47:55
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会話率:25%