何気ない普通の暮らしをしていた高校2年生の|篠原土筆《シノハラツクシ》はある日異世界に召喚される。
召喚された地で『魔王』と魔物を倒してほしいと依頼される。
自分以外にも二人別の学園の制服を着た少年と少女がおり、なぜか自分はその二人より劣っ
ていた。
それは――土筆の持つSkill(能力)が身体機能を向上させる”強化魔法”のみだったからだ。
そして強化魔法は戦士職であれば誰でも有しているありふれたSkill(魔法)だった。
『外れ勇者』と期待外れとも呼ばれ冷遇の空気漂う中、土筆はただ生き残り家族の下に帰る為自分の持つ唯一の”強化魔法”と己を鍛えた。
どれだけ馬鹿にされように気にせず鍛え続けて1か月が経過した頃。
土筆の”強化魔法”が一般的な強化Skillの枠を超えたチート強化能力者であることが分かっていく。
けど気にせず進む。
故郷に必ず帰る。その目的のために土筆はただ前に進む。
その果てに”強化”しか使えない『外れ』が最強となる。これはそんな異世界召喚物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 20:33:43
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