とある夏の避暑地。ローライン侯爵家の夏屋敷のお茶会に招待された六つの家の夫妻及び令嬢。
ゆったりとした時間が送れると期待していたのだが、登場したこの日の主催者であるローライン夫妻のうち、女学者侯爵夫人と呼ばれているルージュの口からこう切り出
される。「離婚を宣言する」と。
驚く夫ティムス。
かくしてお茶会公開裁判の場となるのであった。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 16:30:19
22823文字
会話率:44%
公爵家令嬢マリアンヌは周囲への過酷ないじめで評判だった。
泳げない者は容赦なく池へと突き落とし、おとなしい令嬢の机には蛙や蛇などを仕込み、騎士志望者は男女問わずに魔物の群れへと放り込む。
彼女の家は筆頭公爵家。それも、他国との交易の要であり
、また関係の良くない他国との緩衝地域でもある。そのため、公爵家当主の発言に対しては王でさえ頭ごなしの拒否はできない。
しかしその地位も、マリアンヌの言動によりかなり揺らいでいた。
そして本日、マリアンヌの被害者の親達連盟での公開裁判が開かれることとなった。
そこでマリアンヌは裁かれるはずだった。
彼女が超ポジティブなチート令嬢で無ければ。
※マリアンヌ父視点、最後は駆け足気味です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 00:00:00
4655文字
会話率:23%