帝国の軍事国家「ヴァルネスト」。
魔導技術が産業と兵器の両輪として発展したこの国で、
若き技術者・リディアは、亡き父の研究を追う中、
“碧翠の災厄”と恐れられる貴族将校・カイルと出会う。
寡黙で冷徹な彼は、なぜかリディアにだけ、その沈黙を
破る。
魔導工学、暴走する軍、王族と貴族の対立。
交わるはずのなかった二人は、帝国を揺るがす真実の中心へ。
――誰にも渡す気はない。……君の技術も、君自身も。
操られる運命の中で、ふたりだけが見つけた選択。
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不愛想な軍人と、まじめな技術者。
陰謀の中で、ちょっとずつ信じ合っていくお話です。
※恋愛、がっつりあります。(主観)
※毎週金曜夜に投稿予定です。カクヨムにも掲載中です。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:00:00
20678文字
会話率:30%