「肌は白くなくてはいけない。私の唯一誇れるものは、この濁りのない肌だけなのだから。この肌が曇ったり濁ったりしてしまうと、私は自分の体の中に、正しさと信じられるものを何一つ持てないことになってしまう。」
日に焼けること。汗をかくこと。自分を醜
くしていく日光や熱を神経症的に恐れ、カーテンを閉じきって暮らす少女の夏の夜。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 00:13:25
7261文字
会話率:20%
明日の手術で足を切除する少女と、その足に恋をする医師。
最終更新:2016-08-16 00:02:30
2163文字
会話率:26%
ライブハウスに通う着飾った少女たちに紛れながら、着飾ることもできず「私は彼女たちとは違う」と念じ続けている娘。視線の先にあるものは、音楽でもバンドマンでもなく、彼がマイクに添える白く長い指だった。
少女たちの中の自意識の持て余しを書こうと思
った作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 23:58:12
11303文字
会話率:42%