「でもさ、ここにある死体は、幸せな死体だと思うよ。死体がきれいに保管されてるって、それだけで生きていた証だから」
最終更新:2016-08-16 00:46:51
8694文字
会話率:44%
何よりも大切な親友である犬を亡くした少女が、弔いのために一人きり旅に出る。
リンデンが死んだら、私も死のう。
リンデンが弱り始めた数年前から、誰にも言わず、静かに心に決めていたことだった。
彼の骨壺を持ち出した少女は、遠い記憶をたどって
北海道へ向かう船に乗る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-16 00:41:11
16837文字
会話率:31%
足が悪く、家の中に幽閉されるように暮らす美しい姉。ピアノの前に座る彼女は、私にとって、絶対的な神様だった。
最終更新:2016-08-16 00:28:46
3911文字
会話率:8%