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「お姉さまあれを見て。私たちよ」
「お姉さまは不思議なことを言うわね。いつものことだけれど。それは鏡というものではなくて?」
「お姉さまの世界には鏡があ
るのかしら」
「実在はしないけれど、存在するわ」
「そうなのね。だとしたらそれは単なる知識ね」
「ええ。愛されるべき記憶ではないわ」
「それならお姉さま。私と一緒に、愛されるべき記憶を集めていきましょ」
「それは素敵な提案ね。きっと幸せが待っているに違いないわ」
「ええ、お姉さま」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 19:00:00
7697文字
会話率:100%