「それは、平凡な日常を取り戻す物語」
堤納馬(つつみ のうま)は平凡な少年であり、そして平凡であり続けることを定められた少年でもあった。
例え日常が壊れても、人知れず変質していってしまったとしても、至って平凡な日常を望み続けることを強
いられた彼は、その変革を目の当たりにしてなお、行動することを躊躇わなかった。
世界をあるがままに維持する為に、彼は”扉”を越えて異世界へと自ら進んでいく。
壊れてしまった世界を繋ぎ留め、自らの日常へと帰るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-24 20:42:09
13920文字
会話率:24%