仮想現実体感ゲームが開発された。紆余曲折あり、広まったそのゲームはどういう仕組みか分からないが、確かにもう一つの世界を人々に与えたのであった。
仮想世界"エイセスセニス"はもう一つの世界である、という開発者のコメン
トは正しかった。表現が難しい液体の表現も現実のソレと変わらない。唯一つの真実はいずれか、世界は仮創、体感は現実。
現実に比べて文化は未発達。しかし、この世界にはスキルや魔法がある。また人工知能とは思えない、というかマジでこれ全部プレイヤーじゃなくて?なNPCが生活しており、全くの原始時代から始まるわけではない。原住民?と渡来人(プレイヤー)によってこの世界はどうなっていくのか?
よく出来た世界であったが、オープン当初、一つのバグがあり、13人の被害者が現れる。それにより周りから見捨てられた13人に開発者側からの救済措置が施される。それは実装をあきらめたはずのスキルだった。裏スキルと呼ばれたそれを手に入れた彼らはリバースサイド(反転者)と呼ばれ、独自の成長を遂げていき、あるものは復習し、あるものは研究にのめり込み、そしてあるものは怪盗として暗躍する。変装を得意とする彼(彼女)の正体を誰も知らない。変装で正体を隠すその様を例えたのか、変装したその姿、人ごみに紛れたなら手当たり次第に捕まえるしかないことを人々がなじったのか、その理由もまた定かではないが人々は"闇雲"と呼ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-11 20:39:24
102829文字
会話率:31%
「エピソード・ゼロ」的な、一幕。バトルしようぜ☆なお話。タイトルあんまし関係ない。
最終更新:2012-09-26 00:36:03
3302文字
会話率:12%