24歳の青年『雪弥』は、蒼緋蔵家当主の愛人の子として生まれた事情もあり、愛する家族と距離を置いている。生粋の日本人でありながら碧眼で、自身も知らない一族の特殊性により常人からは考えられない身体能力と戦闘能力を持っていた。
気性も穏やかでの
んびりとしている雪弥だったが、驚異的な戦闘能力と自覚のない殺戮衝動により、最年少で国家特殊機動部隊総本部のエージェント【ナンバー4】となり活動していた。対象者の処分抹殺率が百%であり、容赦なく残酷な地獄絵図の現場だと恐れられている彼は、一つの任務を終えたばかりのある日、「高校三年生として」学園へ潜入調査するよう指示される。
24歳の自分が未成年に交じるとか無理……嘘だろ、と頭を抱えることになった彼に、更なる追い打ちをかけるように新たな実家問題が浮上する。次期当主に就任する予定の、美貌で頑固者&仏頂面な兄が、自分を右腕である「副当主」にする案を提示したらしい。
雪弥は、愛人の子である自分が一族の「副当主」なんてとんでもないと思うものの、休みも取れないまますぐ学園の任務が開始されてしまう。とにかく「一族の副当主」の件は早急に断るッと意気込むが、事件は高知県警本部を巻き込む予想外の方向へと進み――
休みが欲しいと切に思う中、24歳の青年の、学園×ミッション×時々実家問題な任務が始まる。
※2018/7/12 第1部『学園ミッション編』完結
※2019/3/14 第2部『実家編』完結
※2019/12/26 第3部『現代の魔術師編』スタート折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 15:00:00
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