王国の端っこにある小さな村――そこに暮らす少年・アインは、毎日畑を耕し、山で剣を振るい、獣を追い、地味に暮らしていた。
「村を守るため、ちょっとは鍛えておかないと……」
それが毎日16時間の修行になるとは、本人も思っていない。
ある日
、王都からの“魔獣討伐軍”が壊滅し、代わりにアインが呼び出される。
どうやら、近くにいた「偶然助けた姫君」が王国最強騎士でも敵わなかった魔獣を一撃で倒した村人Aを目撃し、
彼を“英雄候補”として王都に推薦したらしい――
しかも本人は「戦ったの、たまたまです」と本気で言っている。
◆ そして、姫は恋に落ちた
◆ 王国は震えた
◆ 本人だけが「ただの村人です」と言い張り続ける
なぜか勝手に王国騎士団の教官に任命され、
なぜか隣国の姫君まで求婚に来て、
なぜか魔王軍すら彼を「勇者」と勘違いして襲ってくる。
……平穏に畑を耕したいだけなのに、
なぜか周囲がバグっていく“最強無自覚系”勘違い英雄譚!
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最終更新:2025-06-03 12:00:00
1936文字
会話率:32%
コンビニのおにぎりが「全部梅」。
恋人は「俺を知らないうちにできて、知らないうちに去っている」。
毎日がバグってる。人生に修正パッチをください。
これは、働きたくないけど働いてる、恋したいけど現実を見てしまう、
そんな“大人未満”の男が
、バグだらけの社会でふわふわ漂う物語。
理不尽で笑えて、ちょっとだけ胸が痛い――そんな日常コメディ短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 08:00:00
4298文字
会話率:40%
皆は「バグ」というものを知っているだろうか。
バグとは、コンピュータなどのプログラムに含まれる誤りや不具合のことだ。
人間が作成する以上よほど小規模のものでない限り、バグのまったくないプログラムを作成するのは不可能である。それはこ
の世界においてもたまに発生する。
昔はバグが多くて死者が甦ったり人間が水の上を歩けたり海を割るなど奇跡と呼ぶに相応しい超常現象が起きていた。だが、その都度パッチという物が当てられてそういう奇跡は起こりにくくなっている。
今から始まるのはそんな話。自分で望まずバグと扱われる世界の勝手に修正される側が幸せになる為の話‥‥
感想頂き、現在投稿した小説を修正しています。
修正して再投稿した小説も流れは変わりませんので、お楽しみ頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-10 17:37:19
359文字
会話率:0%