夕暮れだけが孤独を癒してくれる——。
学校の放課後に夕暮れを見つめるのが日課の少年、茂凪貴千はとある放課後の屋上で先客の少女を見つける。先客がいたのでは仕方ない、と屋上に背を向けるが・・・・・・突然その少女は思い切り本を叩きつけるという奇怪
な行動に出た。しかもその顔は尋常ではない。
やがてその少女と関わるようになり、彼女の抱える〝秘密〟に茂凪は触れていく。
どこかおかしい少女との日常。
孤独ではない時間。
その果てにある結末は・・・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 19:00:00
7003文字
会話率:44%