ルーチェ・マロウズは町娘である。ほんの少し頭がキレるだけの、小物で小市民な小娘である。
平穏と日常をほどほどに愛する彼女は、町娘相応の良心から一人の少女を助ける。ただ一点町娘らしくなかったのは、助けた相手が王族の姫君であったことだ。
そ
の件以来姫様と関わるようになったはいいものの、この姫何かと命を狙われる。彼女を守るために手を尽くした結果、姫様には懐かれるわ騎士団には顔が売れるわ、付いたあだ名が特定指定民間人。
それどころか王城に招かれたり貴族位を押し付けられたりと、ルーチェの能力に目をつけた王族が全力で囲い込みに来る有様だ。気がつけば、隠していたはずの『大賢者の孫娘』ということもバレちゃって……!?
ちょっと毒舌、時々イケメン、巡らす策は天衣無縫。自称町娘の神算鬼謀が、今日も国家の危機を救う。
※ノベルアップ+様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 18:00:00
65107文字
会話率:49%
聖剣を手に、勇者が辺境の村にやってきた。
村中のあらゆる問題を根こそぎにし、祝宴の後に旅立っていった彼は、あろうことか宿屋に聖剣を置いていってしまった!
これは勇者が置いていった聖剣を本来の持ち主に返すべく、聖剣の力でゴリ押ししながら宿屋の
娘が各地を奔走するハイスピード・ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-08 20:05:10
33294文字
会話率:45%