俺の名前は姉崎正義
姓は姉崎 名は正義
名は体をあらわすの通り、自他ともに認める筋金入りの姉属性好きだ
人は俺をこう呼ぶ
ジャスティス・アネスキー
姉好きこそ絶対正義なり
姉貴、姉上・・・なんと日本語の美しいことか
姉こそ貴い 姉こそ
上に立つべきもの 最高神アマテラスは姉照らすに違いない
なのに俺が関わるのは妹属性キャラばかり・・・! なぜだ !?
真の姉属性キャラが発する〝あねちから〟を補給しないと、俺は大魔法が使えんのに・・・・
俺は戦い続ける いつか理想の姉キャラにめぐり合うそのときまで
「 おにいさま ! 」
「 おにいちゃん ! 」
「 兄上さま ! 」
「 兄者ぁ! 」
・・・・ええい!! 寄るな触るな いもいもしい!!
全開の〝いもうとちから〟を俺に向けるんじゃない ! 俺のパワーが弱体化するんだよ !
姉は、姉属性は ! 俺の桃源境はどこだ!?
これは、妹属性だらけの異世界に転移してしまった姉属性好きの男が、言い寄る妹キャラたちを足蹴にしつつ、生来の人の良さから手助けせずにはいられず、どんどん恋慕のフラグ立ての泥沼に嵌っていく
そんな業の深いサクセス(?)ストーリーである
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-10 07:36:11
15551文字
会話率:43%