田舎の人材流出を抑えるために設立されたマンモス校、恒河沙学園。
その学園に「時間開拓部」と称する新興クラブが設立された。
部長は、重度にして変異種のオタク、高校一年の十輪院仁。
副部長は実質的に部を管理するオタク嫌いの美女、高校二年の秋山閑
。
そこに中等部二年の加藤勇魚を加えての三人がクラブの中核メンバーだった。
だが、その実体は学園で出されたあらゆる宿題を引き受ける営利団体。
報酬と引き替えに、彼らは生徒たちの時間を開拓する。
だが、人材不足を訴える仁はクラブに新たな新入部員を獲得しようと画策していた。鉄血の活字中毒と言われるハーフの美少女、麻生羽雲を。
それと同時に、時間開拓部の活動に目を付けた統括風紀委員、そして生活指導部の教師、渡辺由葵夫の手が伸びてくる。
仁たちは、それをはねのけて、部活動を守ることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-06 14:26:39
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